譜読み
先日お話しにいらして下さったM先生の教室でのお話。
ある幼稚園年長さんのお母様が
「新しい楽譜をもらったら譜読みに1日2時間かかる」
と、毎日お家で練習に付き合ってると言う事をおっしゃった時
同級生のお子様のお母様が、
「えっ? 練習ってせなアカンの?」
と、答えられたそうで、
この場合、家庭での練習のあり方が根本的に違いますね。
今は幼稚園だけれど、小学校に行くと学習面においても、益々考え方は違って行くでしょう。
共通するのは、どこの親でも我が子がお勉強はできる子でいてほしいと思っていること。
バカになってほしいと思う親はいないと思います。
ピアノを習うと頭が良くなる。
広告でよく見かける言葉です。
ただ、毎週ピアノ教室に行くだけでは頭は良くなりません。
まず、習い事を始めたら、幼稚園の時から、曜日感覚を身につける。
毎朝、今日は何曜日だから、幼稚園から帰って◯◯がある。
と、本人に意識させる所から始まります。
そして、何曜日までにピアノの練習をしておく、毎日の計画が立てられるようにする。
同時に時間、時計の読み方も覚えられますね。
そして譜読み、暗譜、曲の構成や表現を考える。
ピアノは五感すべてを使わないと弾けないですから、集中力もつきます。
先ほどの二者。
どちらのお子様が伸びていくかは一目瞭然です。
もちろん、常に毎日2時間かかるわけではありません。
コンクール向けの曲や、発表会の曲。
…M先生の所だといつもなのかな?
普段は、もっと気楽な曲も弾かないとピアノが嫌になりますから(^_^;)
今日、振り替えレッスンにいらっしゃった小学一年生の女の子。
次のコンクールに向けての練習ですから、正に1日2時間は譜読みにかかるだろう曲ですが、
ちゃんと読んで来ていました。
わからない所はここ!と、どこがわからないか自分でわかるくらい練習したのですね。
楽譜を渡して間もないですから、今日は私が一緒に譜読みするつもりでしたが、
もう読んで来たんやーって感激(^^)
宝物を見るような目で見てしまいます(^^)
習い方はそれぞれ。
習う意味もそれぞれですから、絶対こう!と言うことは言いませんが、
どの生徒さんも、私には可愛い子供達。
みんな伸びてほしいと思って日々指導しています(^^)